軽度認知障害(MCI)・認知症の専門クリニック
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記憶はどこにあるのでしょう?

記憶にとって海馬が重要であることはよく知られています。もっとも海馬は新たな記憶を作るために不可欠な場所であって、古い記憶は海馬ではなく、おそらくは側頭葉に蓄えられるといわれていいます。海馬にはいわゆる五感をはじめ、あらゆる感覚器官が受け取った情報が集まっていて、海馬はこうして集められた情報を整理して一時的に記憶として蓄える機能があります。

よく感情を伴った出来事は忘れないと言われますが、経験的にも実験的にも事実のようです。記憶の中枢である海馬に、情報が送られる経路は二つあります。一つは、感情を処理している扁桃体を経由してくる回路です。もうひとつは視覚、味覚、嗅覚に関する情報などが嗅周囲皮質を介して送られる回路です。つまり単に感情というよりは、ある出来事に関わる風景、臭い、味などが感情とあいまって記憶として強く刻まれると考えられています。

では、私たちはどうやって記憶を思い出すのでしょう。

記憶が蓄えられているニューロンの回路にそれをよび覚ますための信号が入れば、記憶を作ったときの信号の流れが再現されるので記憶を思い出すと言われています。つまり覚えたものをそのまま呼び覚ますのではなく鍵となる部分をまず思い出し、これを手がかりに関係する様々な知識を引っ張り出しながら上手に組み合わせて、記憶として統合するのです。


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