軽度認知障害(MCI)とは
認知症の予備軍。正常な状態と認知症の中間の状態にあり、軽度認知障害になってしまうと4年以内に約半数の人が認知症になってしまうという報告もあります。生活に支障をきたす程ではないですが、もの忘れが激しくなったり、やる気がでない、など少しずつ生活が不便になってきます。
2012年時点で、軽度認知障害の人は約400万人と推計されています(厚生労働省研究事業「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」より)。認知症患者数と合わせると、65歳以上の方の実に、4人に1人が認知症または軽度認知障害 ということになるのです。
軽度認知障害の方は、ご本人の自覚があってもなかなか受診されないものです。周りの方が気づいて背中を押してあげると一歩踏み出します。ご家族の方からでも結構ですので、気になったらまずはご相談ください。